懐玉 ページ8
五条「そもそもさぁ。帳ってそこまで必要?別に一般人に見られたってよくねぇ?」
夏油「駄目に決まってるだろ。呪霊の発生を抑制するのは何より人々の心の平穏だ。
そのために目にも見えない脅威は、極力秘匿しないといけなければならないのさ。それだけじゃない」
五条「分かった、分かった。弱い奴等に気を遣うのは疲れるよホント」
夏油「"弱者生存"それがあるべき社会の姿さ。弱きを助け、強きを挫く。いいかい悟。
呪術は、非術師を守るためにある」
『(それは、鬼殺隊とおなじだな)』
五条「それ、正論?」
夏油「!」
五条「俺、正論嫌いなんだよね」
夏油「…何?」
五条「呪術に理由とか責任を乗っけんのはさそれこそ弱者がやることだろ。ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねーよ。オ゛ッエー」
『はぁ…』
夏油「外で話そうか、悟」
五条「寂しんぼか?一人でいけよ」
ガラガラ
夜蛾「!硝子はどうした?」
夏油「さぁ?」
五条「便所でしょ」
夜蛾「まぁいい。この任務はオマエ達三人に行ってもらう」
夏油「…」
五条「…」
夜蛾「なんだその面は」
五条・夏油「「いや、別に」」
『なんで俺まで…』
夜蛾「正直荷が重いと思うが天元様のご指名だ」
五条・夏油「「!!」」
『(天元様?宇髄と一緒の名前だな)』
夜蛾「依頼は2つ。
"星漿体"天元様との適合者。その少女の護衛と抹消だ」
『星漿体…?』
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作者名:禰華 | 作成日時:2021年5月13日 18時