呪霊になった鳴柱 (ページ3)

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高専ページ3

Aside

？《兄貴！》

『うん？どうした。善逸』

善逸《俺、兄貴みたいになれるかな？》

『どうしてだい？』

善逸《強くなって、禰豆子ちゃんを守りたい。そして、兄貴みたいな柱になりたい》

『…善逸ならなれるよ。俺以上の強い柱に。だからな、善逸』

善逸《？》

『俺が死んでも、挫けず頑張ってくれ』

善逸《…うん》

_____

善逸《兄貴！！兄貴！！死ぬな！！》

『善逸……ご…ごめん…』

善逸《やだっ！！やだっ！！》

『善逸は…強い奴になれ…俺のことは…気にするな…ありがとう…俺の…大好きな…弟…』

ﾄﾞﾀｯ

善逸《兄貴っ！！！！》

_____

『ッ！！此処は…』

？「起きたかよ」

『お前は…あの時の…』

？「すまないね。私は、夏油傑だよ。こっちは、五条悟」

『おい。前髪。此処は一体何処だ』

五条「前髪だってよ。傑。笑笑」

夏油「前髪が名前ではないよ。傑って言ったよね」

『すまなかった。夏油』

夏油「あっ。すまなかった。髪留めが切れてしまっていて。持ってきたんだけどくくろうか？」

『あぁ。頼むよ』

夏油「綺麗な金髪だね」

『…そうか』

ｼﾞｬﾗ

『…』

夏油「すまないね。呪霊である君を放つ訳にはいかないからね」

『…そうか』

五条「それより。お前は一体何もんだ？」

『ただの呪霊だよ』

五条「だったら、この刀は無関係ってことでいいよな」

ｽｯ

『！？』

五条「やっぱ。何かありか」

『それを…降ろしてくれ…』

五条「わかった」

夏油「意地悪はよくないよ。悟。はい、出来たよ」

『ありがとう…』

夏油「確か…Aさんだっけ？苗字は？」

『言わない…』

五条「そうかよ。とりあえず、お前を高専で保護する」

『えっ…なんで？俺は呪霊だ』

夏油「そういうことだ」

『…わかった』

五条「どっちの部屋に連れて行く？」

夏油「悟の部屋でいいんじゃないかな」

五条「なんでだよ」

夏油「まあ。いいじゃないか」

五条「わかったよ…」