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貴方視点
休み明け…
体育祭が終わり
通常授業が始まった
そして
1時間目のヒーロー情報学の前に…
「………」
寝たフリが一番楽だ…
私は落ち着きたいから寝たフリをかましていた
なんか瀬呂がドンマイと言われてたみたいだが…
敷地内に住んでるから外に出ることもない私にとっては
どうでもいいのでは？と思ってしまった
するとチャイムが響き渡り
相澤先生が入ってきた
相澤「おはよう」
その声と共に
全員席へと座り込み
沈黙が広がる
そしてその沈黙を蛙吹が破る
蛙吹「相澤先生、包帯取れたのね。良かったわ」
相澤「婆さんの処置が大げさなんだよ。んなもんより、今日のヒーロー情報学、ちょっと特別だぞ」
切島「(ヒーロー関連の法律やら…只でさえ苦手なのに…)」
上鳴「(特別!?小テストか!?やめてくれよ…)」
「……」
まぁ…
どんな授業だともしても
どうでもいいや
相澤「『コードネーム』ヒーロー名の考案だ」
一同−貴方「胸膨らむヤツきたぁぁぁぁ!!」
相澤「というのも、先日話した『プロからのドリフト指名』に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み、即戦力と判断される2、3年から…。つまり、今回来た"指名"は将来性に対する"興味"に近い」
ザワザワしてたのに一瞬で…
怒らせないようにしよう
相澤「卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセル、なんてことはよくある」
峰田「大人は勝手だ」
そう言いながら峰田は自身の机を台パンする
葉隠「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね！」
相澤「そ。で、その指名の集計結果がこうだ」
先生は黒板に集計結果を映し出す
相澤「例年はもっとバラけるんだが、三人に注目が偏った」
「！……」
私が上から3番目……
上鳴「だー白黒ついた！」
青山「見る目ないよねプロ」
轟が4123
爆豪が3556
そして私が2699…
切島「1位と2位逆転してんじゃん」
瀬呂「表彰台で拘束された奴とかビビるもんな…」
爆豪「ビビってんじゃねーよ！プロが!!」
爆豪うるせぇ…
八百万「流石ですわ、轟さん」
轟「殆ど親の話題ありきだろ…」
「……」
上鳴「鏡弥、お前すごいな！」
「え…？」
切島「おう！なんか熱いな!!」
別に熱くはないが……
それよりも…
峰田「無いな！怖かったんだやっぱ」
緑谷「んん……」
緑谷に指名がないのが疑問だ…
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年8月10日 11時
