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貴方視点
放課後…
寮に帰ろうと思い席を立ち上がると…
麗日「うおおお…何事だぁ!!!?」
教室前の廊下では
雄英のありとあらゆる科の人達が教室を覗いていた
峰田「出れねーじゃん！何しに来たんだよ」
爆豪「敵情視察だろ、ザコ」
峰田の隣を横切ろると同時に爆豪が言った
爆豪「敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときてぇんだろ。意味ねェからどけ、モブ共」
モブ…
飯田「知らない人の事とりあえずモブって言うのやめなよ！」
「どんなもんかと見に来たが、随分偉そうだなぁ」
群衆の中から一人の声がした
「……」
「ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい？」
爆豪「あぁ!?」
あれは…
確か…
「心操人使……」ﾎﾞｿｯ
心操「こういうの見ちゃうと、ちょっと幻滅するなぁ。普通科とか他の科って、ヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ、知ってた？」
「？」
心操「体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入と検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ。敵情視察？少なくとも俺は、調子乗ってっと足元ごっそり掬っちゃうぞっつ…宣戦布告しに来たつもり」
「……」
こういうのを大胆不敵っていうのか？
まぁいいや
帰ろ
「すまない、通してくれるか」
心操「！アンタ…」
「？」
心操「いや、なんでもない」
「………そうか」
人と人の隙間を通り抜け
玄関へと向かった
心操「……」
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年8月10日 11時
