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貴方視点
あれこれしている間に爆豪と麗日の戦いが終わり
次に緑谷と轟の戦いだったが
私は何故か飛ばされてしまった
「……」
こんな飛ぶか？
紙じゃないぞ私…
峰田みたいに障子が足を掴んでくれたからふっ飛ばされはしなかったが…
というか
もうすぐ私の番だ
早く控室に行かなければ…
そう思って歩いている足取りを早くした
_____
控え室2…
「…！轟……」
轟「鏡弥…」
「大丈夫か？」
轟「………あぁ」
というか…
「着替え終わったら言ってくれ……」
轟は上を着ていなかった
そういえば
さっきの戦いで燃えてたな
「じゃ、じゃあ……((ｶﾞｼｯ!!
「!?」
腕を引かれ
肌の温度を直接に感じた
「ッ!?と、轟…？」
轟「悪ぃ鏡弥…少しこのままでいさせてくれないか？」
「………わかった」
もう全部どうにでもなれって思った
今の轟の顔は
何故か吹っ切れたような顔をしていたんだ…
私みたいにならなければ…
なんだっていいんだ…
_____
轟視点
控え室で着替えていると鏡弥が入ってきた
そして
何故か抱きしめてしまったんだ
轟「……」
似てた
その辛そうな表情が
記憶に残っている母にそっくりだったんだ
というか…
似ているんだ
何にも染まっていない
そんな感じが…
だから
一人にしては駄目だと思ってしまったんだ
轟「……」
暖かい…
A「と、轟……もうそろそろ私の試合時間だ。離してくれないか？」
轟「……悪ぃ」
腕を除けると
鏡弥は部屋から出ていった
轟「……鏡弥…」
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年8月10日 11時
