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貴方視点
「……」
後10分弱…
残り5分とかで動くか
心操「まだ動かなくていいのか？」
「あぁ。とりあえず、心操はさっきのやつの騎馬を洗脳出来るならしてくれ。お前の個性、具体的な命令は難しいだろ」
心操「！」
「私の予想だと、この文字を読めとかいう命令ならできる。まぁ、これを書けと言われると書けないって感じか……」
心操「なんでわかるんだよ」
「………さっきの予選。上から見てたからな」
心操「！」
「数名を洗脳して進めという指示を出していただろ？だからだと思ったが…合っていたか」
心操「……そうだ」
「……なるほどな」
ということは…
話しかけるだけで動きは止められるということだ
案外使える個性だな
昔のことがあった私は
人の個性を見る癖がついている
その個性が使えるか使えないかを
判断するために…
心操「鏡弥…って言ったか」
「あぁ」
心操「残り時間5分ちょいだ」
「……そうか」
心操が後ろの二人に指示をし
進み出す
そして
「！心操、そっちにいたぞ」
心操「あぁ」
鉄哲「!?なんだテメェら!!ハチマチ取り返しに来たのか……？」
心操「……」
「なぁ、鉄哲さんよ」
鉄哲「あ゛ぁ!?」
「俺の目を見たな。瞳に映るはお前の主人。尋ねれば答えよ、命じれば頭を垂れよ。
_____【
鉄哲「ッ！」
塩崎「鉄哲さん？」
心操「よそ見していて大丈夫か？」
塩崎「え？」
すると心操の声に応答した騎馬が動かなくなった
「そのハチマキを全てコチラに渡せ」
鉄哲「はい…」
鉄哲は心操に所持しているハチマキ全てを渡した
「……行くぞ、心操。これで四位以内には入れている」
心操「わかった」
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年8月10日 11時
