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貴方視点
「……はぁ」
今すぐにでも帰りたい…
伏黒「どうしたんですか?氷室先生」
「え?いやぁ……私、六本木苦手で…」
伏黒「珍しいですね、先生も苦手な場所があるなんて…」
「そーかな?まぁ、中学の頃の話ですし…」
五条「あー、Aの世代は灰谷兄弟いたんだっけ?」
「……なんで知ってるんですか?一応あなた五条家ですよね?」
五条「うん。五条家当主だよ?」
「だったらなんで…」
伏黒「灰谷兄弟って…あの灰谷?」
「あーうん……恵も知ってた…」
もう十二年も前の事なのになぁ…
「また今度話します」
伏黒「でも、なんで俺は留守番なんですか?」
「まぁまぁ…」
ちょっと落ち着かせないと…
五条「悠仁はさ、イカれてんだよね」
頭を突きながら少し笑っている先輩
五条「君みたいに昔から呪いに触れてきたわけじゃない。普通の高校生活を送ってきた男の子がだ。
才能があっても、この嫌悪と恐怖に打ち勝てずに挫折してきた呪術師を恵も見たことあるでしょ?今日は彼女のイカれっぷりを確かめたいのさ」
「……」
野薔薇のイカレ具合か……
教師としてはちょっと可哀想な気もするけど…
この界隈で生き残るためには
人並み外れたイカれ具合が必要になってくる
それを先輩試してるんだ
野薔薇が
呪術界でどう生き残れるか……
「……」
私なんて
最初からイカれてたからなぁ……
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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時