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貴方視点
あれから数十分
原宿についたみたいだ
伊地知「迎えはどうしますか？」
「うーん、大丈夫。報告書は帰ってからするから私の机に置いといていいよ。帰りはタクシーで帰るし」
伊地知「わかりました」
そう行って車は去っていった
「……さて」
何処集合だったかな…
「えっと」
メールを確認する
コインロッカー……？
ここら辺のかな？
場所を検索すると歩いて数分のところにあった
先輩にしては近い場所を指定している
明日は空から隕石でも降ってくるのかな…？
「…まぁいいや」
近いほどいいことはないし
スマホをポケットにしまい
指定された場所へと歩き出す
「……」
「あのぉ〜すいません」
「はい？」
見るからに怪しい人が話しかける
分かりづらいと思うからモブとでも名付けておこう
モブ「実は、私こういう者なのですが…。お姉さん、モデルなんて興味ないでしょうか？」
受け取った名刺を見て芸能事務所の人間であることがわかった
モブ「今お時間大丈夫ですか？」
「いや？大丈夫じゃないけど」
モブ「そこをなんとか…お話しだけでも……」
「お断りします」
モブ「実はお姉さんのような若者を今探してまして…」
話聞かねぇやつだ
コイツ……
モブ「高校生くらいでしょうか？」
は？高校生？
十年も前の話だっつの……
「あの、私もう25過ぎてるんですが…」
モブ「いやいや、なんの冗談を」
「……」
何かが切れる音がした
「あ゛？テメェ、黙ってりゃとやかく喋りやがって。高校生なんて十年も前の話なんでねぇ。というか、時間ねぇって言ってんだろうが。人に話す前に人の話聞けや。そこまで低能かよ」
モブ「ヒッ！」
驚いたのか
モブは走り去っていった
「………はぁ〜〜〜」
私…
そんなに年相応に見えないのか…
なんかショック…
作者「そりゃ、五条家の血を引いていればね…」
それはそれで嫌だよ
あと誰だよ
作者「んじゃ、さよなら〜」
「……」
早く目的地行かないと
止めていた足を再び動かし
目的地へと向かう
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年7月17日 17時
