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貴方視点

「……クソっ」

帳が上がり

補助監督の所へと戻る

補助「お疲れ様です、氷室特級術師」

「ただいま戻りました。それと、遺体は見つかりませんでした」

補助「……そうですか。わかりました。どうぞ、乗ってください」

「はい」

補助監督に言われ

車に乗り込むと補助監督はどこか遠くを見ていた

「どうされましたか?」

補助「え?」

「酷く悲しい顔をしているので」

補助「いやぁ……家族のことを思い出してしまって…」

「家族…」

補助「私の家族は呪霊に殺されまして…。私、初めは術師を志していたんですよ。ですけど、周りの人たちが死んでいくのが辛くなって…。それで、補助監督になったんですよ」

「……」

家族が殺されたからその分呪いを祓おうとしてコッチの世界に来たが

結局は周りの術師が死んでいくさまを見て

自分はあぁなりたくない

それって……

「私よりも良いじゃないか」ボソッ

補助「なにか言いましたか?」

「あ、いえ。なんでもありませんよ」

補助「そうですか。あ、そういえばなんですが、五条特級術師からのご指示がありますが、どうしますか?」

「………」

五条先輩からの指示(命令)か…

断るって選択肢ゼロだよな

「わかりました。詳細は後で送ってください。高専に戻って少しやることがあるので」

補助「わかりました!では、発進するので座っていてくださいね」

「はい」

座っていろって…

何歳児だよ……

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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