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貴方視点

あれから数時間後

任務地に到着し

補助監督から任務内容を聞く

補助「_____という感じで、氷室特級術師には呪霊の祓いと、もし行方不明届の出ている非術師がいたら保護をお願いします」

「死んでいたら?」

補助「死んでいた場合は回収とのことです」

「……わかりました」

補助「帳を降ろします。ご武運を」

「えぇ」

補助監督が帳を降ろし

昼の空は夜へと変わる

「……さっさと出てこいよ。クソ呪霊共が」

気持ち悪い気配させてくれるな

「……」

呼びかけにも応じない…

ということは特級になり立てってことか…

「…まぁいい」

そっちから出てこないってなら…

「あぶり出してやる」

いつもより呪力を身体から放つ

そして…

「おいで、"ケイスケ"」

ケイスケ『どうしたぁ?』

「あぶり出せ」

ケイスケ『わかった』

ケイスケ

去年の百鬼夜行にて

場地圭介の解呪は成功した

ならこのケイスケは一体何だ?

簡単に説明すれば

外付け(・・・)の術式と呪力の備蓄

完全顕現させるにはまだ必要なことはあるが

今は呪霊をあぶり出すためだけに使う

「……」

餌は用意した

これで…

ケイスケ『!A…』

「あぁ、来たみたいだな」

餌につられてやって来た哀れなヤツ()

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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