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虎杖視点

五条先生に寝ろって言われたからベッドに入ってグッスリと眠ようと思った

だけど……

ピチョン……………

虎杖「……」

なんで俺はここにいるんだ

虎杖「何で俺を呼んだんだ、宿儺」

牛の骨の山のてっぺんに座り、俺を見下す奴に話しかける

宿儺「許可なく見上げるなと言っているだろうが」

虎杖「んで、なんで俺を呼び出しだしたんだよって言ってるだろうが」

宿儺「貴様と最近話している娘についてだ」

虎杖「?氷室先生のことか……」

宿儺「そうだ、その娘だ」

虎杖「……」

コイツ、なにか知ってるのか?

宿儺「あやつ…何も覚えておらんのか……」ボソッ

虎杖「あ?」

何も覚えてない?

何言ってんだコイツ…

宿儺「俺の記憶をお前に見せてやっただろ」

虎杖「……あの夢のことか」

宿儺「そうだ。やはり何も分かっていないようだな」

虎杖「あ?」

クソ…

こいつの言ってること全部がイライラする…

虎杖「もったいぶってねぇで話せよ」

宿儺「誰が貴様に話すものか。身の程を弁えろ」

そう言い

宿儺は骨の山から飛び降りた

宿儺「コレは俺とあの娘の問題だ。貴様には関係のないことだ」

俺には関係のないことだ…?

なら…

虎杖「なら、なんで俺に記憶を見せたんだよ。必要ないだろ?関係ないなら」

宿儺「……」

俺がそう言い返すと

宿儺は黙った

虎杖「……やっぱり、何かあるんだろ。お前と先生」

じゃないとコイツが一人の人を気にかけることはしないはずだ

コイツは何を隠してる

何を知っている

そう考えていると

宿儺「……はぁ、もうよい。さっさと帰れ」

宿儺はそう言って指をピンっと振るった

それと同時に視界が暗くなり

目を開けると…

虎杖「…………戻ってきた」

俺はベッドの上へと戻っていたのだった

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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時

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