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貴方視点
五条「あ、それはさておき」
あ、置くんだな
ていうか…
「先輩、明日京都校来る予定はずですよね?」
五条「あ、そういえばそうだったかもしれない」
そうだったかもしれない??
「いや、来ますよ。学長と数名の生徒が」
五条「あーそうだったわ、思い出した」
「………」
全く…この人は……
五条「ま、それなら色々やらなきゃね」
「?」
色々…?
なにするんだろ?
五条「んじゃ、そういうことで、僕とAは忙しいから、悠仁はもう寝てね〜」
虎杖「は、はーい……」
悠仁…
なんかごめんね?
「おやすみなさい、悠仁」
虎杖「あ、はい、おやすみ…なさい」
悠仁のか細い声は無視して
階段を上がる
「……先輩」
五条「ん?」
「京都校の学長にナニするつもりですか」
五条「ちょっとした"お話"☆」
「ちょっとしたお話…ねぇ……」
絶対ただの話し合いじゃないってことだけはわかったわ
五条「そういえば、明日って任務あったよね」
「え?あ、はい…ありますけど…」
五条「なら、少しお願いしてもいいかな?」
「……」
この人のお願い事は全部面倒事ばっかりだからお願いされたくない
五条「いいよね?」
少し微笑みながら少し先を登っている私を見上げる
絶対目が笑っていない気がする
なんか気配が物騒だ
「……」
ここで断ったら報告書とか全部やらされるパターンだ
それだけは絶対に避けたい
ていうかやりたくない!
「………」
なら、手は1つしかない
「…わかりました。なにすればいいんですか?」
五条「さっすが僕の優秀な後輩だよ!」
なんて言いながらも
先輩は長い脚で階段を登って
地上に繋がる扉を勢いよく開けた
「ッ…」
扉を開け
隙間からは月の光が差し込み
目を眩ませる
逆光で先輩の顔が見えない…
だが…
五条「君には、"___________"をお願いするよ。いいね?A」
「!……はい、わかりました。先輩」
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作者名:箔月 | 作成日時:2023年7月17日 17時