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貴方視点
「はぁ…」
今頃先輩は仙台かぁ…
「珍しいな、Aが突っ伏してるなんて」
「あ、硝子先輩」
私の1年上の先輩
つまりは五条先輩と同期の家入硝子先輩
反転術式の使い手だ
「いや…五条先輩みたいな人がいないと逆に静かすぎて……」
硝子「あー、なるほどな。私も時々あったよ。うるさいバカがいないとなんか無駄に静けさがね…」
「それに、今年に関しては1年は2人…はぁ……」
硝子「まぁ呪術師は少数だからな」
「そーなんですよね…」
硝子「そういえば、反転術式はもう使えるのか？」
「まぁ…一通りは。……圭介が何故あの時反転術式を使えたのか…今でもわからないみたいです」
硝子「生前から使えた可能性もあるってことらしいし…」
「はい。でも、その力が今は私の力として使えるようになってて。硝子先輩の負担も減りましたね！」
突っ伏していた机から起き上がり
精一杯に笑った
硝子「全く……可愛いやつだな。今度、五条の奢りで飲みに行くか」
「いいですね。先輩なら遠慮せずに飲めます」
硝子「んじゃ、決まりだね。五条に伝えておくよ」
そう言って先輩は医務室へと戻っていった
「……さて、報告書書いて早く寝よっと」
腕を上に上げ伸びる
「……マイキー…」ﾎﾞｿｯ
ちゃんと飯食べてるだろうか…
ちゃんと寝てるだろうか…
"アイツ"以外
皆分かってる
マイキーはもう私達の前には帰ってこない
必死に探しても
曖昧な情報だけ
でも、呪術師ならば多くの情報が手に入った
それに
一般人相手なら呪術師は簡単には死なない
だから皆には言わない
巻き込まないために
「……待ってて、マイキー」
絶対に
お前を光に連れ戻すから
なんて考えていると
五条先輩からメールが届いていた
「……」
なんだろ…
スマホを開き
メッセージを確認する
「………は？」
五条〈両面宿儺の器見つけちゃった〜♪というわけで、3人目の生徒にしたいと思いま〜ス(≧∀≦)〉
「……ｺﾛｽ」
あの目隠しが…
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年7月17日 17時
