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沖田視点
沖田「今日も平和でさァ…」
「貴様!何者だ!」
「!」
ドタッ
近藤「何事だ」
「た、大変です!!」
土方「どうした!」
「敵襲です!!妖月隊の幹部の三人がいます!!」
土方「なんだと!!行くぞ、総悟」
沖田「わかりやした」
_____
沖田「!」
そこでの光景は、五十人近くの仲間の死体。
その真ん中に立っている四人
沖田「チッ」
カチャ
ドガーン
「零月様!」
おそらく、立原彩が心配しているのが親玉だろうな
土方「副長の土方十四郎だ。妖月隊共、神妙にお縄に付きやがれ」
立原「大丈夫ですか」
零月「平気だ」
沖田「土方さぁーん。もう一発打ちやすか?」
土方「勝手にしろ。総悟」
沖田「へーい」
ドガーン
零月「貴志川」
貴志川「へいへい」
ドンッ!
立原「よくも、零月様を」
ジャキン
土方「お前らが直々に来てくれるとわなァ。
如月治。貴志川雄一。立原彩」
沖田「そして、妖月隊の総督」
零月「冬崎零月だ。真選組、局長近藤勲の首を取りに来た」
はぁ?巫山戯てやがるのか
沖田「そんなもん、取らせるわけないでさァ!!」
キンッ!!
「…」
速い!
沖田「チッ」
立原「零月様!!」
土方「テメェ。殺す」
ガンッ
零月「…そうか」
グサッグサッ
沖田「グッ…」
刺された…
土方「ッ…」
零月「…そんなものか。真選組」
ガシッ
零月「!」
バッ
沖田・土方「「!!」」
零月「…」
土方「A?」
は?嘘って言ってくだせェ。A!
A?「誰の事だ。俺は、冬崎零月だ」
沖田「何言ってんだ!!」
A?「…」
これで、確信した。A本人だ
ガンッ
沖田「ッ…。お前は、真選組一番隊副隊長!土方Aでさァ!!」
ズシャ
土方「ガァ…」
沖田「ッ…」
如月「零月様。大丈夫ですか」
A「大丈夫だ」
A「一度引くぞ」
如月「承知」
立原「わかりました」
貴志川「わかった」
テクテク
沖田「ッ…。行くな!!A!!行くな!!」
A「…行くぞ」
テクテク
沖田「どれだけ逃げても…必ず見つける!!必ず見つけてやる!!」
如月「こちらを」
パサッ
A「ありがとう。…沖田総悟」
沖田「!」
A「それ程までに過去に縋るのか?もう、俺は存在しない。それでもか?」
沖田「それでも!俺は、必ず連れ戻してやりやすよ」
A「…そうか」
そう言って、Aは姿を消した…
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作者名:箔月 | 作成日時:2021年6月1日 19時