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in所長室
2人は向かい合わせにソファに腰を下ろした
気まずい空気を破ったのは所長だった
所「Aさん。あなたは何を隠しているんですか?」
『隠す?別になにも』
立ち去ろうとするAに声をかける
所「A梓さん。赤い金魚の印があったそうですね」
返事をしないAにそのまま話を続ける
所「毛利さんからの話も聞くと糀谷夕希子さんとも何らかの関係があったんでしょう。
今回、犯人につながる機会を得ました。
くれぐれも道を踏み外すことのないように」
所長の言葉には反応せず、Aは封筒を差しだした
『いざとなったらこれを使って下さい』
所長は苦い顔で受け取り、UDIラボのつなぎを差しだした
所「あなたはUDIラボのメンバーです。これを使わなくてはならないときが来ない様にして下さい」
Aは返事をせず着替える為に更衣室へ向かった
─────────────
ラボでは
久部が口腔内の写真を念入りに撮ったものを三澄、東海林、中堂、所長がパソコンの前に集まって画面を見ていた。
その画面には、久部が撮った写真の画像が写し出されている。
そこにつなぎに着替えたAが戻ってきた
『はっきりついてるな』
中「今まで見た中で、一番だ。」
『それにしても、異常な程に綺麗だ。しかも、一部じゃねぇ。』
中「ああ、全体に模様が出てる。」
三「これ、口の中に何か押し込まれてた…?」
久「写真から形を推測、出来るかもしれません」
『データを俺のパソコンにも送れ』
腕を組んでパソコンを見たまま、Aは言った。
久部はすぐさまパソコンで作業に取りかかっていた。
東海林と三澄がAの元に行く
三「A?」
『三澄か…。なんの用だ?』
東「なんでミコトって呼ばないの?」
詰め寄る東海林を三澄が止める
三「A、中堂さんと一緒に犯人追いかけてたよね?なんで?」
『好奇心』
Aは一時もパソコンから目を離さない
三「本当にそれで誤魔化せると思ってるの?」
『どうせすぐに分かる』
三澄が口を開きかけたときに毛利達がやって来た
『なんて思われようが構わない。解決するまで必要以上に俺と関わるな』
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SEI(プロフ) - 梨さん» 終わっちゃいましたね…。頑張っていきますので、よろしくお願いします (2018年3月16日 23時) (レス) id: 09ecd64171 (このIDを非表示/違反報告)
梨 - SEIさん» アンナチュラル終わっちゃいましたね……。これからはここの更新を楽しみにします。 (2018年3月16日 23時) (レス) id: 366a3518b4 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの女です - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください( *´°`)また勝手にお邪魔します笑 (2018年3月13日 21時) (レス) id: 75dde93375 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 梨さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2018年3月9日 15時) (レス) id: 09ecd64171 (このIDを非表示/違反報告)
梨 - 続編おめでとうございます。 (2018年3月9日 15時) (レス) id: 366a3518b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2018年3月8日 22時