不 良 学 校 . 【HQ】Part3

転校して105日目 ページ25

Aside





『…わあ』





夜久さんがお待たせと言って持ってきたおかゆはとても美味しそうなものだった。


『(この人私よりも女子力高いんじゃ…)』


そんなことを頭の中で考えるも虚しくなってきたのでやめた私であったが、私も一応料理ができないわけではないのでなんとか正気を保つ(？)


重い体を無理やり起こし、夜久さんからおかゆを受け取る。



『…！』



きっと病人である私のことを気遣ってくれたのだろう。
おかゆは熱すぎず、ちょうどいい熱さであった。


夜久さんが心配そうな顔をしながら「食べさせようか？」と聞いてきたが、体調が悪いとは言えさすがに恥ずかしかったため、断りを入れ自分でおかゆを食べた。



『……美味しい』




おかゆを食べて真っ先に出た言葉がこれであった



私が小さくつぶやくと夜久さんが安心した顔をしながら「よかった」とつぶやき、私はそのままおかゆを平らげた。



『ごちそうさまでした』


夜「はい、お粗末様でした」




夜久さんが嬉しそうにほほ笑む。



『………ふぁあ』



夜久さん特製(？)のおかゆも平らげた私は再び眠気に襲われた。





夜「寝る前にちゃんと薬を飲んでおくんだぞ？」




『……はーい』


思いのままに寝ようとした私であったが夜久さんに注意されたためちゃんと薬を飲んだ




『(にっが…)』





なんでよりによって錠剤じゃなくて粉薬なんだよ





✩




((『ていうか夜久さんお母さんよりもお母さんなんだけど…』))

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