Phalaenopsis and the King

魔王様とお仕事 ページ21

前の仕事を終わらせ今日最後の仕事に向かう
隼とのCM撮影だ
観月と楽屋に向かって進む

｢…なにこれ｣

観｢あぁ、最近こういうのあるらしいですよ｣

｢…そうなんだ｣

自分の楽屋の隣
そこの名前を見て一瞬止まる

｢魔王様って書いてあるけど、誰の控え室かすぐわかるね｣

観｢そうですね、隼君はまだ来てないそうなので着替えて待ってましょう｣

｢はい｣

着替えを済ませスタジオに入る
スタッフと軽く打ち合わせして、隼を待つ間談笑する
暫くすると後ろから誰かに抱きつかれる

｢うわっ｣

隼｢やぉ女王様、ごきげんよう。一緒にお仕事なんて光栄だよ｣

｢隼…びっくりしたでしょー｣

隼｢おやそれはすまないね｣

｢思ってないでしょ…ワラ｣

観｢隼君お疲れ様です、Aを離してくれませんか｣

隼｢やぁ優香、ごきげんよう｣

観｢はぁ…そろそろ撮影始まりますよ｣

｢隼離れて、あと今日はよろしくね、素敵なCMにしましょ｣

隼｢おや、女王様から言われたんじゃ僕もたまには頑張らなきゃねぇ｣

隼がAから離れ、スタッフに言われた通りスタンバイする
CMは女性用香水の新作
コンセプトは魔王様も虜にする華やかな香り
だそうだ
台本通りに撮っていき、時折修正を加えながら進めていく

スタッフ｢はい！チェック入りまーす｣

そう言われ隼と共にモニターを覗く

監｢うん、良いね。描いた通りだ流石だね｣

｢ありがとうございます｣

監｢よし、オールアップ！｣

スタッフ｢お疲れ様でした｣

｢お疲れ様でした。ありがとうございました｣

隼｢お疲れ様｣

スタジオから出て隼と並んで楽屋に戻る

観｢先程大さんから電話がありまして、陽君と夜君もこのスタジオに居るそうなので2人も一緒に送っていくことになりました。｣

｢じゃぁ、着替えたら車行きますから優香さんは2人を連れてきてあげてください｣

2人と別れ楽屋で着替え、隼を連れ車へ向かう
駐車場へ着くと既に３人は来ていた
隼と2人で車に乗り込み、車は走り出した

｢遅くなってすいません。夜、陽お疲れ様｣

陽｢お疲れ様です、Aさん。隼と撮影だったんっすね｣

夜｢お疲れ様です｣

隼｢やぁ二人共頑張ってたみたいだねぇ｣

陽｢隼お前、Aさんと一緒だからって迷惑かけてないだろうな｣

夜｢あはははは｣

隼｢嫌だなぁ、陽。僕はいつだって始とAには愛を届けているよ｣

陽｢あのなぁ！｣

陽と隼の会話を夜と2人で苦笑いしながら聞きつつ寮へと戻るのであった

今日もクラスタ→←約束

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