Phalaenopsis and the King

鑑賞しましょ ページ14

今日はグループでの仕事だけで夕方には寮に着いた
皆で食事を取り、今は共有ルームで今日オンエアされるAの出ている番組を見ている
因みにAはまだ仕事から帰ってきていない

春｢女優歌うまカラオケバトルって面白そうだよね｣

恋｢でもAさんの歌ってるところなんて聞いたことないですよ｣

始｢普段歌うこともないからな｣

新｢そういえば俺も聞いたことないですねー｣

葵｢ドラマの打ち上げでカラオケ行った時にこの番組出てくれないかって声をかけられたって言ってたよ｣

始｢Aは歌うまいからな、俺達の歌も覚えているしな｣

駆｢覚えてくれてるんですね｣

会話をしているうちにAの番になった

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司会｢続いて人気女優皐月Aさんです｣

｢よろしくお願いします｣

司会｢こういう番組は初めてでは？｣

｢そうですね、ドラマでも歌ったことはないですしテレビでは初めてです｣

司会｢でも緊張してないように見えますね｣

｢そんなことないですよ、心臓壊れちゃいそうなくらい緊張してますワラ｣

司会｢それでは曲名をどうぞ｣

｢はい、弟の曲で『ハルカゼとヒバリ』を｣

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新｢おぉ、葵の曲｣

葵｢あはは、姉さんこの曲好きって言ってくれてたから、それに始さんの曲はなんか恥ずかしいからって｣

駆｢楽しみですね｣

始｢お前らAの歌、聞いても驚くなよ｣

恋｢どういう意味ですか？｣

春｢始？｣

始｢そのままの意味だ、ほら始まるぞ｣

Aが歌い始めはじめは皆にこやかだったのがだんだん無言になってくる
しばらくし、Aが歌い終わっても無言が続く

始｢おい｣

春｢始聞いてない…聞いてないよ｣

始｢言っただろう、驚くなよと｣

新恋｢｢いやいやいやいや｣｣

駆｢上手すぎじゃないですか！？葵さん！｣

葵｢えっ！？おれ！？｣

春｢Aハイスペックすぎる｣

番組そっちのけでわぁわぁ言い始めるメンバー
それを尻目にテレビで微笑むAに始は目を細め笑った

暫くして仕事を終え帰ってきたAがメンバーに囲まれ質問攻めにされるのはまた別の話

トラブル→←誘拐事件！？

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