38 ページ38
和「西野の希望を押し付けんな。この人にはこの人の考えがあんだよ。
無理矢理入ってもらっても、いい音楽は出来ない。やる気ない奴がいても迷惑だから。
俺はやるって決めたからちゃんとやりたいんだ。」
ニノがそう言ってギターを指で弾く。
ジャランと音がした。
納得いかない。
どうしてわかってくれないの。
こんなに大野くんは才能を持っていて、私はそれを目の当たりにしたんだって。
「でもそれはニノが大野くんの歌声を聴いてないからで…！」
和「歌声聞いたからなんだよ。
仮に聞いて入ってほしいって思ったとしても、この人が入ろうと思わない限り、押し付けになんだよ。」
翔「まーまー、2人とも落ち着いてって。」
櫻井くんが困ったように私たちの間に入った。
その時にはもう、視界が涙で歪んでいた。
雅「…こらー、ニノちゃん。西野ちゃん泣かせるんじゃないよ」
和「……」
堪えきれず、咄嗟にスタジオから飛び出した。
まさか自分でも涙が出るなんて思ってなかったから。
スタジオが入ったビルの廊下の行き止まりの部分でしゃがみこんで、流れる涙を強引に拭った。
潤「…西野さんっ」
松本くんの声がしたけれど、顔を上げられない。
そんな私を見て、松本くんは私の隣に座り込んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉月(プロフ) - Yuriさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです〜！滞りがちですが、頑張ります(^^;; (2018年9月11日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、頑張って下さい！！ (2018年9月9日 20時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Utatane
作成日時：2018年6月27日 15時
