28 ページ28
昼休みを終えて5時間目の途中に、
突然、隣で眠そうに日本史の授業を受けるニノからクシャクシャに丸められた紙が送られてきた。
送られたというよりかは投げつけられたと言った方が正確か。
『今日昼休みに羽田と話してたけど、なんかあった』
ドキッと心臓に悪い方の音がした。
その字の右下に
『見てたの？というか羽田知ってんの？』
と書いて投げ返す。
しばらくしてまた投げ返された。
『去年クラス一緒。
まーくんに食堂付き合わされた。』
ふーん。
私が、
『別に、合唱部に戻ってきてって言われたけど断った。それだけ。』
と書いて投げつけると、
「ちょっと！西野さん！授業中に遊ばない！！」と日本史の先生に怒られた。
「すみません」と私が謝ると、隣のニノが声を押し殺して笑ってた。
くっそー！ニノが先にやってきたのに！！
ニノは私が投げた紙を見た後、何も言わずに、何も返事を寄こさずに、眠そうにうつ伏せた。
気がついたらクラスの半分の人が寝てる。
先生も諦めて注意してないもんなぁ。
本当に5時間目にこんなクソ眠い授業入れんなよなぁ…と思いながら私もうつ伏せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉月(プロフ) - Yuriさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです〜！滞りがちですが、頑張ります(^^;; (2018年9月11日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、頑張って下さい！！ (2018年9月9日 20時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Utatane
作成日時：2018年6月27日 15時
