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屋上から出た私は、自分の教室には戻らず、みぽりんのいる教室に飛び込んだ。
「みぽりんっ！やっぱりいたぁ！！」
未歩「わぁ！…な、何が？」
突然のわたしの大声にみぽりんはすごく驚いてた。
ちなみに、みぽりんと談笑してた女の子も。名前は知らないけど、見たことはある。
みぽりんが凄い顔してたから笑いそうになっちゃったけれど、きっと私も凄い顔してたに違いない。
「何がって…そう。屋上の番人」
未歩「屋上の番人…？あぁ、昨日言ってた歌声の人？」
「そう。」
未歩「へえ、よかったね。顔、みれたの？」
「ううん、全然」
未歩「それは残念…次、だね」
チラッとみぽりんが話していた女の子の方を見る。何が何だかわからないような顔してる。
「……それだけ。お邪魔したねっ後でねみぽりん！」
私はそう言い逃げた。
つい、何も考えずに突撃してしまったなあ。
だって私にはみぽりんしかいないんだもん。
合唱部を辞めた今、心から打ち解けて話せるのは。
トボトボ廊下を歩いていると何のタイミングか、部にいた頃にいつも一緒にいた羽田愛美とすれ違った。
一瞬だけ目があった気がしたけれど、すぐに羽田の方から目を逸らされた。
ズキズキとした感覚。
この仕打ちはわかっていたけれど、胸が痛む。
ただそれと引き換えに手にしたバンド。
絶対に成功したい。
絶対に。
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葉月(プロフ) - Yuriさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです〜！滞りがちですが、頑張ります(^^;; (2018年9月11日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、頑張って下さい！！ (2018年9月9日 20時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Utatane
作成日時：2018年6月27日 15時
