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次の日学校へ行くと、
私がキン子に逆らって部活辞めたこと。軽音部を作りたいと言ったこと。
瞬く間に広がっていたことを知る。
昇降口に入った瞬間、いろんな人に囲まれたんだ。
そういうのびっくりしちゃうからやめてほしい。
やっとの思いで教室へ入って自分の机にカバンを置く。
思わずため息がこぼれた。
「あんた学業以外も馬鹿だな」
隣からそんな声が聞こえて、私はグルンとそちらへ顔を向ける。
声の主は、手に持っていたゲーム機から一瞬だけ私の方を見て、また画面へと視線を戻す。
「馬鹿ってどこらへんがよ」
和「うちの学校のボスババアに逆らって三年のくせに軽音部作りたいとか言ってるあたり、全部」
「…ニノ、やけに突っかかってくんじゃん？」
ニノ、それが彼の愛称。
二宮和也って名前だから、誰かがニノって呼び出して。
それがクラス中に広まって今に至る。
和「2組の田中の話知ってる？」
チャイムがなっても気にせずニノは続ける。
「知らない」
和「キン子に反抗したら去年の3学期の成績1にして単位落とされたって」
「はぁ？なにそれ」
和「ありえないっしょ。でもキン子にはセンセー方、誰も逆らえないからなんも言えねーの」
ニノがそう言った瞬間、スライド式のドアが開いて担任が入ってきた。
「席つけー」
今日はストライプのシャツを着た担任さま。
「今日も爽やかだね」
ってつい声に出してた。
和「はー、西野も？
ほっしーは人気ありすぎてムカつくわ」
ニノが呆れたようにそう言う。
たしかに、人気がありすぎるっていうのは同意。
�爐曚辰掘辞瓩海函∪厩�太郎先生。
若くて優しくてイケメンで、女子生徒からモテモテ。
生物の先生なんだけど、女子の生物のテストの得点が異様なほど高い。
まー、私みたいなのは例外なんだけどね。
ほっしーが連絡事項を伝えて、今日が始まる。
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葉月(プロフ) - Yuriさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです〜！滞りがちですが、頑張ります(^^;; (2018年9月11日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、頑張って下さい！！ (2018年9月9日 20時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Utatane
作成日時：2018年6月27日 15時
