◆32 ページ32
それから少しして、松本さんは外せない仕事の予約が入っているということで。
私は松本さんにたくさんお礼を言って別れた。
すぐに帰っても良かったんだけれど、なんだかまだこのなんとも言えない余韻を味わっていたくて。
一人でカフェに残った。
このカフェは、松本さんといたときは気がつかなかったけれど、レトロでガヤガヤした煩さはなく、雰囲気がいい。
初めて体験したデートは、
なんだか想像してたものとは違った。
漫画にいかせるかって言われたらわからない。
けれど。
こんなに綺麗にしてもらえて。
松本さんみたいなステキなひとと一緒にいられて。
いつもの私とは違う次元を生きてるみたいだった。
明日からまた櫻井さんに暴言吐かれながら漫画描くのかと思うと少し嫌な気持ちにもなるけど。
松本さんのようなひとも、キッカケはなんであれ読むんだってことがわかっただけで少し活力。
いつか、松本さんに私の漫画読んだよ。面白いねって言ってもらえるように。
私、頑張っちゃお。
背伸びして頼んだブラックのコーヒーはやっぱり苦かったけれど、
なんだか、やっと少し大人になれた気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 417人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉月(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう精一杯更新頑張らせていただきます(^O^) (2018年1月14日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからの更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年1月13日 16時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉月 | 作成日時：2018年1月10日 12時
