◆37 ページ37
何分？何時間？経っただろう。
すべての修正したネームが出来上がって。
今までの私が嘘のようだ！締め切り前に無事完成。
「んん〜〜っ」
伸びをすると、肩がゴキゴキと悲鳴をあげた。
喉が渇いたので、キッチンへ向かおうと立ち上がると、
後ろに櫻井さんが座っていたので地味に驚いた。
…しかも寝てるし。
この様子から見ると、どうやら原稿を読みながら寝てしまったらしい。
だいぶお疲れなのかな。
…それにしても、やっぱり悔しいくらいカッコいい。
閉じた瞼から、長いまつ毛。女の子みたい。
あーずっとこんなふうに静かでいてくれたら。
暴言など吐かずに、ただニコニコしてくれるような人だったら、パーフェクトなのに…。
こういう場面できっと少女漫画の世界だったら、寝てるからキスしてもわかんないよねってなるんだろうけど。
相手が櫻井さんだから、もうどうなるかわからない。
キスしたりしたら、逆に櫻井さんに魂吸いとられて私が死にそう。
考えただけで恐ろしい。あーやめた。やーめた。
起こそうかと思ったけど、あまりにも気持ちよさそうに眠ってるもんだから。
しょうがなく、そのまま放っておいた。
どこかで夕方5時を知らせる音楽が流れて。
夏よりも少しだけ早く暮れていく空を私は眺めた。
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葉月(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう精一杯更新頑張らせていただきます(^O^) (2018年1月14日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからの更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年1月13日 16時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作成日時：2018年1月10日 12時
