紙飛行機が十機 ページ11
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン
鳴り響くインターホン
「誰・・・?」
も、もしや不審者・・・!?
・・・不審者はインターホン鳴らさないでしょ!!
恐る恐るインターホンを覗いた。
「あ、佐野君だ・・・。」
どうしたんだろ?後ろには、三ツ谷、場地さん、龍宮寺君、林田君もいる。
私は玄関に向かい、ドアを開けた。
「どうしたの?」
「A・・・。」
珍しく真剣な佐野君。
「う、うん。」
「お願いだ。
・・・・勉強を教えてくれ!!」
え、、、
勉強??
で、でも・・・それなら
「・・・三ツ谷に頼んだ方が良いと思うけど・・・。」
「俺の手がそんなにあると思ってるのか?」
あ、え。
あっ・・・。
あ。(察し)
「・・・どんまい。じゃあね。」
危機を感じた私は急いでドアを閉めようとするが、時すでに遅し。
ドアの間に足を挟む三ツ谷。
「っ〜!ふ、ふざけんじゃないわよ!!三ツ谷ぁぁあ!!イヤだ、絶対いや!!」
絶対大変なやつじゃん!!
聞いた事あるよ、私。
場地さんまだ中学生なのに留年してるんだってね!?
林田君脳みそミジンコなんだってね!?
佐野君は龍宮寺君がいるだろうからある程度出来ていたんだろう、
が。
二人を手に負えなくなった三ツ谷は、私を頼みに・・・!!
た、確かにハイスぺの三ツ谷に頼られるのは天にも昇る程気持ちが良い!!
け、けれどこれは話が別!!
「お願いだから、な?」
く、くそ!!自分の顔の良さを理解しやがって!!クソ!!!
「無理だっつってんでしょ!?無理、私には無理。バイバイ!!」
絶対いや。死んでも嫌。
「A〜、家は入りたいんだけど、疲れたぁ。」
そうのんびりと声を出す佐野君。
「・・・今日は無理。お引き取り下さい。」
「えぇ・・・ダメ??」
顔を近付けおねだりする佐野君。
くっ・・・!!肌綺麗だなぁ!?
「・・・今日だけだよ。」
私が負けました。
はぁ・・・なんでだよ・・・。
565人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたた(プロフ) - reiaさん» コメントありがとうござます!こんな作品でよければ是非・・・!! (2022年5月1日 15時) (レス) id: 1e5270c5a5 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、この作品、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか? (2022年5月1日 14時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
うたた(プロフ) - おにぎりさん» いつもコメントありがとうございます!!更新頑張らせていただきます!!!!! (2021年8月6日 17時) (レス) id: 48ef87b078 (このIDを非表示/違反報告)
うたた(プロフ) - もさん» ツボってくれて嬉しいです!! (2021年8月6日 17時) (レス) id: 48ef87b078 (このIDを非表示/違反報告)
うたた(プロフ) - ミルクレープさん» ありがとうございます!!!更新頑張らせていただきます!! (2021年8月6日 17時) (レス) id: 48ef87b078 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ