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ダンがコブラ達と一緒にITOKANにやってきたんだけど、ドカッとイスに座る彼の姿勢にナオミがクレームを入れた










ナオミ「ちょっと、そんな格好で座んなよ」





ダン「……色々あんねん」





コブラ「ダン、なにがあった」





ダン「えらいとこ行ってもーた」









コブラにいない間の事を聞かれたダンは、自分のポケットから黒い袋を出して机に置いた











ダン「レッドラムって言われてる新型のドラッグや。昨年から湾岸地区で流行っとって、最近ではSWORD地区でも出回っとる」





貴「ドラッグ……」



コブラ「前にしめたヤツらが持ってたアレか」


テッツ「あっ、そうっすね」




いつかの喧嘩で見た事があるらしいコブラと、それに同意するテッツ







ダン「しかも、そこで誰見たと思う?……チハルや」


貴「え?」





ヤマト「どういうことだ」





ダン「heavenで俺を騒ぎに巻き込んだ女、ララっていうんやけど、そいつつけてったんや。そしたらいつの間にか、無名街の小さなビルに迷い込んで、そこでレッドラムが作られとった。そこにチハルもおって、完全にアイツらの仲間って感じやったわ」





コブラ「ヤマト、お前どこまで知ってんだ」




ギロっとコブラ達の疑いを深める視線がヤマトに鋭く突き刺さる。私もチハルの様子がおかしいなとは勘づいていたんだ

ヤマトが持っていた何かを血相を変えて取り返し、逃げて去って行ってしまったから……







テッツ「チハルが店から飛び出してって、ヤマトさん追っかけていきましたよね?その時Aもいたけど、分らねぇらしいし……何があったんすか」





ヤマト「それは言えねぇ」





コブラ「あ''ぁ?」


貴「ヤマト、私はよく見てなくて分からないけどチハルの様子は只事じゃない。さすがにこの状況じゃ……」





ヤマト「ヤツの言い分を聞いてねぇ。俺の勝手な思い込みで話すわけにはいかねぇだろ」

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作者名:ウシマ♪o(`ω´ )o | 作成日時:2022年1月30日 21時

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