【️イナズマイレブン】大好きな君に、人生最大の我儘を。I (ページ3)

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第52話ページ3

マキちゃんたちとご飯に行ってから数時間後、皆と解散し私は自宅に戻ってテレビを見ていた。

『(疲れた……。午前中だけとはいえ、テストは疲れるな…。)』

今まで、涼野くんや南雲くんを見ることが私の学園生活の生き甲斐で楽しみだった。
でも今は、その憧れの人たちと一緒に勉強したり、ご飯を食べたり、今まで以上に楽しい日々を送らせてもらっている。

『(涼野くんが手、振り返してくれた…。しかも、普段見られないようなちょっと穏やかな顔だった…。)』

好きだなあ。
涼野くんってなんであんなにかっこいいんだろう、好きだからかな？？

そんなことをぼんやりと考えていると、母から連絡が来た。
(紗季、テストお疲れ様〜！お母さん、今日家に帰るから一緒にご飯食べましょ☺️色々聞きたいこともあるし😏)

『え……！？』
お母さんが…帰って来てくれる…一緒に、ご飯……

『〜っ……！！』

嬉しい。大好きなお母さんと、久しぶりにご飯を一緒に食べられる！
聞きたいことってなんだろう……。

あ。

(そういえばこの間お日さま園でご飯を食べに行った時…！涼野くんがお母さんにメッセージ送ってた…！！)

絶対にそのことだ……。まだお母さんには好きな人ができたのは話してないし、涼野くんや南雲くんのことも教えてない！

(お母さん、どんな反応するんだろう…？)

そんなことを考えながら、私は夕飯の支度に取り掛かった。