【️イナズマイレブン】大好きな君に、人生最大の我儘を。I (ページ18)

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第67話ページ18

試合開始20分前、私は皆と別れて観客席へ戻ろうとしていた。

南「…水無瀬！」
『南雲くん？』

南雲くんが遠くからこちらに向かって話しかける。
南「差し入れ美味かったわ、サンキューな。次の試合、風介だけじゃなくてちゃんと俺のことも見とけよ。」
『勿論！頑張ってね。』
南「おう。あと、俺とも連絡先交換してくれねえか？」
『な、南雲くんと？いいけど…。」

南「…どうも。あと、その髪似合ってる。かわいいんじゃねえの？じゃーな。」
『あ、うん！頑張って……！』

南雲くんは私と連絡先を交換すると、手を振りながら待機部屋へ走って戻って行った。

(南雲くんにもかわいいって言ってもらえた〜嬉しい！)

『……よし！頑張って皆を応援するぞ！』
そんな思いを膨らませながら、私は観客席へと足早に戻って行った。

私はこの時、まだ知らなかった。

？「……あの子、随分サッカー部と親しいんだ…。」

南雲くんのファンクラブの女の子から目をつけられてしまっていたことを。