気象系さんの体調不良 (ページ15)

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【翔side】

顔は赤いのに寒いと言うにのに、

帰って休みな、と言っても、行く、と言ってきかないから、車まで支えてやり、打ち合わせ場所に移動する。

目的地に着くと、すぐに車を降りて反対側に回り、ぐったりしてるにのを支えて車から降ろして楽屋へ向かう。

あまりにもしんどそうだから、つい、大丈夫かよ、という声が漏れる。

当の本人からは、大丈夫、という声が返ってきて、嘘つけ、大丈夫じゃないくせに、と心の中で突っ込む。

楽屋に着くと、３人とも来ていて、俺に支えられるにのに心配の目が向けられる。

松潤「え、にのどうした？」

「朝、頭痛いって言ってて、さっき計ったら熱もあって、」

松潤「まじか、何度？」

「37度8分」

なんて松潤と話していると、立っているのがしんどいのか、みんなの顔見て安心して気が緩んだのか、ゆるゆるとしゃがみ込んでしまったにの。

相葉くん「、ちょっ、にの！大丈夫？」

兄さん「とりあえずソファ行こっか」

相葉くんと兄さんが駆け寄ってきて、にのをソファに連れていってくれる。

いったんにのを２人に任せて、松潤と小声で話し合う。

松潤「今日、めちゃくちゃ重要な打ち合わせではないから、帰っても大丈夫だけど」

「そう言ったんだけど、行くって言ってきかないから連れてきた」

松潤「そっか、…じゃあ、とりあえず会議室で横になれるようにソファ用意してもらうわ」

「そうだね、お願い」

松潤にそう頼んで荷物を置き、にののところへ向かう。