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日常 ページ3
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ピピピピ…ピピピピ
窓の隙間から射す光と機器的な目覚ましの音で目を覚ます。
目覚まし時計はAM 11:30。
『朝か』
普通の人で言えば遅い目覚めかもしれないが、俺たちにとってはこれが普通。
気怠げにキングサイズのベットのヘッドテーブルに手を伸ばし目覚ましを止める。
『んーーーー、はぁ。』
のそりと起き上がると、下の階から聞こえる食事の支度の音と匂い。
禿(花魁の弟子のようなもの)のキャハハという声と走る音も聞こえる。
しかし、昨日遅くまでお客の相手をしていた俺は生憎腹は減っていなかった。
『二度寝するか』
布に包まれる心地よさと、布団の柔らかさに俺はもう一度寝ることを選んだ。
それに服を着るのが面倒だ。
俺はどちらかというと裸で寝ることが多い。
『このまま寝ていたい。もし目が覚めなければ…』
ここにきてから何度目かもわからない独り言を呟き、また眠りについた。
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作者名:夜兎 | 作成日時:2023年9月5日 22時