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子供の頃は、手がかからない子だとよく言われた。
父と母はそれなりに優しかったし、
私は愛されていたんだと思う。
それなりに普通に幸せだった。
普通と違うのはたまに家の外に黒いナニカがいたことぐらい。
でも、父がいなくなってからはそうもいかなくなった。
父は「仕事に行く」と言い出掛けてから帰ってこなかった。
1日が2日に、3日が1週間に。1ヶ月経っても帰らない。
最初は仕事が長引いているか、出張かと思っていたけれど、
玄関で黒ずくめの人たちから、父の腕時計を渡されくず折れる母を見て、
父は亡くなったのだと知った。
それからは世界が変わった。
5匹 ページ6
Aside
※都合上最初に術式の話をします…
子供の頃は、手がかからない子だとよく言われた。
父と母はそれなりに優しかったし、
私は愛されていたんだと思う。
それなりに普通に幸せだった。
普通と違うのはたまに家の外に黒いナニカがいたことぐらい。
でも、父がいなくなってからはそうもいかなくなった。
父は「仕事に行く」と言い出掛けてから帰ってこなかった。
1日が2日に、3日が1週間に。1ヶ月経っても帰らない。
最初は仕事が長引いているか、出張かと思っていたけれど、
玄関で黒ずくめの人たちから、父の腕時計を渡されくず折れる母を見て、
父は亡くなったのだと知った。
それからは世界が変わった。
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作者名:夜兎 | 作成日時:2022年11月7日 23時