今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:3,939 hit
小|中|大
19匹 ページ20
五条side
『くっそ、開かねえ!l』
突然音もなく閉まった入り口をガチャガチャする。
『A!おい、A!』
反応がない、気配も感じない。
『クソ!』
部屋に入った時は全く何も無かった。
なのに、この気配はなんだ?
一瞬、蒼で吹き飛ばそうかとも思ったが地下だしAが近くにいた場合巻き込みかねない。
『それにこの感じ…もう手のひらの上ですよーてか。』
振り返るとそこは赤い肉のような壁に覆われた領域だった。
大きめの教室程の広さの空間。
ヌラヌラと艶めく壁には肉に覆われた袋のようなモノが何個か確認できた。
『あれは…』
袋の端、粘膜に透けるように人の手が見える。
(うっ…息ができねぇ!)
その時、ふっと水がないのに溺れるような気がして意識が途切れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜兎 | 作成日時:2022年11月7日 23時