十一時間 ページ11
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「きょーはどこ遊びに行こう」
『星！お星さま見に行こうよ！』
珍しくAちゃんは声を荒げる。
今日、流星群とか見えたっけ。
『とどろきくん、こっちこっち！』
「焦凍でいい」
『しょうと！こっち！！』
言われるがままに手を引かれる。
『私の個性、星を飛ばす個性なの。
しょうとみたいに強くないけど、見てて』
そう言うと手にいっぱいの星を掬う。
星、というよりライトみたいだ。
『よし、いくよ』
そして彼女は、その星を撒き散らした。
俺らの周りにきらきら、と輝く。
『いまは、これしかできないの。
しょぼくてごめんね』
少し悲しそうに笑う彼女。
しょぼいどころか、
その頃の自分には十分感動ものだった。
彼女のおかげで毎回辛い特訓も超えられる。
「綺麗だな」
『えっ？！本当？？嬉しい』
嬉しそうに飛び回る彼女。
暫く昔のことを思い出し、密かに微笑んでいた。
俺のことを彼女が分からないのも当然で。
あの頃は紅白頭、今は黒髪。
目の周りの火傷もなかった。
引っ越してしまう前には。
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ｒｉｓａ - ストーリー性があって本当に好きです。推しキャラと想像しながら読むのが本当に好きで感動です。今大変な時期でもありますが小説更新誠に楽しみにしています。 (2022年8月16日 16時) (
レス) @page22 id: 8d01fc8b27 (このIDを非表示/違反報告)
ろくんろーる(プロフ) - 神崎さん» そう言ってくださって嬉しいです。多分、そんなには長引かないと思うのですがそれまではゆっくり休ませて頂きます。 (2018年9月16日 22時) (レス) id: c8347b21ff (このIDを非表示/違反報告)
ろくんろーる(プロフ) - リザさん» ありがとうございます、涙が出そうです。頑張ります。 (2018年9月16日 22時) (レス) id: c8347b21ff (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 良い作品に出会えて幸せです、ありがとうございました。お身体大事にしてくださいね。 (2018年9月16日 22時) (レス) id: 44e7cf0d21 (このIDを非表示/違反報告)
リザ(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。ありがとうございます！ろくんろーるさんの文章はあなたの優しさが伝わってくるようでとても好きです。頑張りすぎないでゆっくり治してくださいね(^^) のんびり待っています(^^) (2018年9月16日 21時) (レス) id: c97009b373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろくんろーる
| 作成日時：2018年9月6日 21時
