本当の原因は ページ6
教室の扉をガラリと開くとそこにはやはり男子生徒に囲まれたラムの姿があった。
そこでハッとする。
(ラムって…ラムって…！こんなに人気だったのか？)
物凄く今更な事に気づき、ガーンとする。
そして同時にほっとけばラムはあっという間に誰かにとられてしまうのではないかという不安があたるを襲った。
冷や汗をかきながら、あくまでも平静を装う。
(まさか…な。どうせあっちの方が折れて謝ってくるだろ…。…俺も、悪かったかな？デートの日を忘れて他の女の子追いかけ回してたからな…いやでもあれは本気で忘れて…いや言い訳にしかならねぇか)
なぜかテンとサクラには言えずいつもの事をしてたら怒ったと言ってしまったが…実際はデートを忘れたのが原因だ。
ラムはデートを楽しみにして3時間以上待ってたと言う。
それを聞いて申し訳なくなって謝ろうとしたが…あっちがとんでもなく怒ってきたので言うに言えなくなってしまったというわけだ。
(しかし…デートをすっぽかしたくらいでそんなに怒るものだろうか…？)
すっぽかしたくらいで、と言うのはあれだが、確かにいつものラムらしくない。
あたるは楽しそうに笑うラムの姿を面白くなさそうに眺めた。
「なぁ、お前ホントはなにしたんや？」
「ホントはってなんだよ」
「ラムちゃんただの浮気であそこまで怒らへんやろ？」
テンがラムを見つめながら言う。
「…デート忘れてすっぽかしただけじゃ」
「そないなことお前ならやると予想つくわ。だったらラムちゃん何で怒っとるんやろ…？」
テンが首を傾げる。
いつにもないラムの様子に二人は首を傾げるしかなかった。
(一体何に怒っとるんじゃアイツは)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月フウカ(プロフ) - sさん» 素敵なコメントありがとうございます！原作は実はお察しの通り何度も何度も読んでおります（笑）こ、公式スピンオフ！？もしそうなったら嬉しすぎますね！？そんなふうに思ってくれて本当にありがとうございます！ (2022年10月19日 17時) (
レス) @page30 id: 38853c992b (このIDを非表示/違反報告)
s(プロフ) - 面白すぎる...。感動しました！原作をものすごく読み込まれているのが伝わってきます。公式スピンオフできるクオリティーだと思います！！ (2022年10月9日 22時) (レス) @page30 id: 6a6e0e01b8 (このIDを非表示/違反報告)
如月フウカ(プロフ) - あまねさん» あまねちゃん読んでくれたのねありがとー！！ラム可愛いよね！一途を極めてて凄い好き笑 (2020年4月12日 20時) (レス) id: e48e0731f6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - わ、うる星やつらだぁ！ラムちゃん可愛いですよねぇ(ﾉ≧▽≦)ﾉ (2020年4月12日 19時) (レス) id: 079e1812d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月フウカ | 作成日時：2018年7月16日 17時
