7つの罪と…【歌い手】 (ページ9)

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色欲7 ページ9

センラside

俺らはクリムさんの屋敷に向かった。
そりゃ一般市民では持てないような大きな屋敷で。
屋敷につくとクリムさんが出迎えてくれた。

K「随分と長かったね。待っていたよ。…一緒にいた少女がいないようだが……まさか！！！！」
ま「……ヴェノマニアに連れ去られました。」
坂田の肩を借りて歩いてるまふ君がつらそうに答える。
まふ君の蹴られたところが青くなってたから相当な痛みがある。

K「…作戦は立ててある。明日決行しよう。」
クリムさんは俺らを部屋へ案内してくれた。

別室に案内されそれぞれ円になっている机を囲むように座る。
K「早速作戦なんだが、簡単に言うと囮作戦だ。」
坂天「「囮作戦！？！？」」

囮作戦ってこんな男ばっかなのにできるんか？
てかあいつを相手にした囮って……

セ「もしかしなくても……女装ですか…？」
K「おお、同じ顔だと考えてることも一緒なのか。」

やっぱりぃぃぃぃ！そうだと思ったわ！！！！
だっておかしいやん、女にしか興味無い相手に男が囮てどういうことやねんって思ったわ！！！！

る「んで、誰が女装するん？やっぱりうらたん？」
う「なんで俺なんだよ！！絶対やらないかんな！」
ま「ここはクリムさんに決めてもらった方がいいんじゃないですか？」

まぁ、ここで決めるリーダーはクリムさんみたいな所あるからな。
俺はAのことを助けられればそれでいいんや。
女装とか一生したなi
K「じゃぁ、僕と同じ顔の人にやってもらおう。」

は？
セ「俺！？！？！？！？」
志「センラしかおらんやろ。」
K「で、作戦なんだが…」
セ「ちょちょちょ！！！！」

何勝手に話進めようとしてんねん。
てかなんで俺なの！？坂田とか可愛らしい顔の持ち主おるやろ！！
K「君は顔が整ってるし、体型もスラッとしてるからドレス着てカツラを被れば女の人に見えるよ。」

それ俺じゃなくても良くね？()
てか顔整ってるとかあいつ絶対ナルシやんけ。

あぁ、ちょっと口悪なってしもた。
クリムさんの作戦は
俺が女装して屋敷の中に入る。
それと一緒に坂田,天月君,そらるさん,クリムさんも入る。
↓
俺がヴェノマニアの気を引いてる隙に坂田はAを助けに、天月君とそらるさんはドアを開ける準備をする。
↓
俺がヴェノマニアを後ろから羽交い締めにした途端にクリムさんが短刀で刺す。
↓
天月君とそらるさんがそこでドアを開いて
Aとクリムさんのフィアンセを連れて逃げる。