色欲17 ページ19
頭の整理はまだ追いついてないが
俺より酷い怪我をしてる西城の方が心配だ。
駆け寄って声をかける。
志「西城さん…大丈夫じゃないよね…。俺ん家近いからさ、消毒して絆創膏とか貼ろ。」
紫「………でよ。」
志-紫「え?ごめん、聞き取れn..「私に近づかないでよ!!!!」」
俺は肩を押されて後ろに転んだ。
紫「志麻くんの事になると私が酷い目にあうの!ここ数週間苦痛で仕方なかった!!」
志-紫「気づけなかったのはごめん!でも言ったのは俺じゃn「言ってなくても、志麻くん関係で虐められたのは事実に変わりないじゃない!!」」
俺はいじめろなんて言ってない。
否定の言葉はでてくるのに
肩で息をする西城さんを前にすると
喉につっかえてしまう。
紫「今は誰も信用出来ない。特に志麻くんとあの人達は。さよなら。」
俺と西城さんの最後の会話だった。
西城さんは公園を出る前に1目だけ俺を見て
足を引きずりながら帰った。
俺は止めることが出来なかった。
足がすくんで動かない。
人生で初めて出来た友達に裏切られ
人生で初めて好きになった人に嫌われた。
志「俺はまだ君に…好きだと言ってないのに…。」
誰もいない公園で
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紅楓(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってくださいね! (2020年4月30日 18時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コチュ | 作成日時:2020年3月1日 8時