色欲15 ページ17
ま「おかえりなさい!!!大丈夫だった!?嫌なことされてない!?」
手を握りながら心配してくれる。
昔はこんなんじゃなかったのになぁ…
ちょっとかっこよく見えるじゃん。
『大丈夫だよ!ウラナさんも救えたし、怪我した人も…。』
ふと思い出すヴェノマニアの姿。
もう思い出したくない。
ま「怪我したは人やっぱりいたの…?」
まふが顔を覗き込んでくる。
隠しててもしょうがないのかな…。
自分がやった訳では無いけど
敵であろうと何であろうと
その事を話すのが怖い。
う「今A疲れてんじゃねーの?ちょっと休ましてやれよ。」
ま「あ…はい……。ごめんねA。」
『ううん!また休んだら話すね。』
その後クロムさんに夕食をいただき、明日ここを出発する事にしたので各自部屋で泊まることになった。
夕食のときも志麻さん元気なかったから声掛けなきゃ。
自室のドアを開けて志麻さんの部屋に向かおうとすると、隣の部屋からまふも出てきた。
ま「あれ…?Aもどっか行くの?」
『あー…トイレ行こうかなって!!』
話の内容はまだ誰もしてないのかと思って咄嗟にでた言葉。ごめんね。
ま「そっか!ちゃんとその後部屋で寝るんだよ?おやすみ。」
『うん。おやすみまふ。』
幸いトイレに向かう方向に志麻さんの部屋があるので向かった。
でも…なんでまふは部屋を出てたのか。
トイレだったら行先同じじゃない?
振り返るとそらるさんの部屋に入っていった。
なんか用事でもあったのかな…。
いや、まず!私の仕事は志麻さんを元気づけること!
よしっ!!
志麻さんの部屋の前に立ちドアをノックする。
『志麻さーん、Aです。』
志「おぅ!入ってええで?」
ドアを開けるとお風呂上がりなのか
髪が濡れてる志麻さんがいた。
うわなんか……高校生とは思えない。
志「どうしたんや?俺に会いたくなっちまったんか?」
『ある意味そうですけどね〜。』
ベットの上に座ってた志麻さんが隣をポンポンとしたので、その隣にお邪魔させてもらう。
志「俺に話があって来たんやろ?どしたん?」
『志麻さん帰ってきたときから元気なかったんで…年下ですけど、話ぐらいなら聞けるかなって。』
志「…そんなわけないやろ!?俺はずっと元気やで。」
言葉とは反対に悲しそうな顔をしてる。
『嘘つかないでください。……そんなに頼りないですか?』
志麻さんのかおが引き攣る。
『私はどんなことがあっても志麻さんの味方です。』
志「…俺は
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紅楓(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってくださいね! (2020年4月30日 18時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コチュ | 作成日時:2020年3月1日 8時