7つの罪と…【歌い手】 (ページ16)

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色欲14 ページ16

貴方side

私たちは車に向かって走った。

『ちょ、天月！おろしてよ、恥ずかしい！』
天「ちょ、暴れないで！！！」

…正確に言えば私は走ってないけど()
後ろをちらっと見るとそこにいた女の人や坂田達が走っている。

いやこれ見られてるの大分きつい。恥ずかしい。
天「恥ずかしいのは我慢して！あと、落ちないようにしがみついてて！！！」
…あーもぉ！！！！どうにでもなれ！！
走ってる天月にしがみつく。
意外と筋肉あってやっぱ男の子の体してるなｰ…。

そのとき

私たちが走っている方向と逆方向に立っている人がいた。

(え？)

天月たちはそれを横切る。
走るのに必死で見えなかったのか、無視しているのか…。
いや、天月に限って無視はない。

坂「A！！！着いたで！はよ乗り！！！」
『え、あぁ、うん。。。』
突然のことに脳の処理が追いつかないまま車に乗り込んだ。

車に乗って早々、質問攻めをくらう。
坂「なにかされへんかったか！？」
そ「痛いとこはない？大丈夫？」
天「目覚めてから何された！？」
セ「拷問とか受けてませんか！？」

『あぁ！もぅ！そんな一斉に話すな！！』
その横でウラナさんがふふふと笑う。

U「皆様本当に仲がいいのですね。」
『愛し合ってる2人に言われたら少し照れるって！
……んで、なんでセンラは女なの？』

センラははっとしてキラキラなドレスを握りしめる。
セ「なんでもええやんけ…」
坂「あんなｰ！こいつ、A達のこと助けるために…」
セ「あぁぁぁぁぁぁぁ言うな坂田！！やめろや！」
坂田の口を塞いで坂田が苦しそうにする。
はぁ、人んちの車だってのに。

そーいえば…志麻さん大人しいな……。
目線をやると落ち込んでるように見える。
空元気っていうかなんというか。
不安そうな目をしている。

何かあったのかな…。

天「まぁ、何はともあれAが無事でよかったよ。」
そ「今度からはどっか行く時は俺たちがついてないとな。」
いやそんなセコムしなくても()

坂「そんな露骨に嫌な顔すんなや。」
『え、顔に出てた！？』
セ「出てるでてる。びっくりるぐらいでてる。」

そんな話をしているうちにクロムさんの屋敷に着いた。