7つの罪と…【歌い手】 (ページ12)

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色欲10 ページ12

貴方side
『んん……え、ここは…？』
Ｖ「起きたかね。ようこそ、我が城へ。」

目の前にいるのは志麻さんそっくりのヴェノマニア公。
そっか私、目みてそっから記憶が…。

『あなたが…他の女の人は？私の友達は？』
Ｖ「ほかの女なら別室だ。お前と一緒にいた男2人なら置いてきた。不必要だからな。」

この際なら一気に質問してしまおう。
そして、ここから脱出できる方法を探さないと…。
『なぜ女の人のみ誘拐するの？誘拐してどうするの？』

相手は不気味に笑う。
V「誘拐なんて人聞きの悪い。みんながついてくるだけ。僕は悪魔と契約した。アスモダイという悪魔と。その悪魔は女性を魅了する力を持っていてね、愛というのを教えてくれたのさ。君の場合、その力が効かないようだから不思議でたまらなくて連れてきた。」

するりと手を伸ばして私に触れてくる。
『触るな！！』
V「…そんなこと言うのは君が初めてだよ。他はもっとこう…」

ドアの向こう側から甘い声が聞こえる。
「ヴェノマニア公様～？まだぁ～？」
「はやく構ってよぉｰ！！」
V「今行くよ。……君もいずれああなる。楽しみだね。」

『黙れ！虫唾が走る。』
その言葉を聞いたヴェノマニア公はニヤリと笑って部屋を出てった。

ドアの近くにはたくさんの女の人がいたが
『いや、どの子も見たことある…。』
なんていうかさかこちゃん！みたいな感じ。
ほんっとに見たくない。

てかこっから出なきゃ。
みんなに心配かけてる。
早く逃げなきゃ。
何されるかわかんない…。

『早く助けて……』