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『脳外科から来たの藍沢先生だ』

『よろしく』



藍沢耕作が救命に戻ってから一週間が経った。

まだまだフェローの手はおぼつかなくこのままで救命は大丈夫なのか心配になる。

先程も横峯とヘリに乗っていたが、彼女は乗り物酔いをしていた。

そんなのでよくフライトドクターの候補生になったなと耕作は考えていた。

その事について白石と言い合いになったが、ただの甘えだと感じた。

__まあそれが白石(彼女)らしさであるとは思うが…


*******


耕作は仕事がひと段落し、昼食を取ろうと食堂に来ていた。

脳外科にいるときはいつもAが作った弁当を持参していたが、同僚(あいつら)に見つかると何
を言われる溜まったもんじゃないと最近は此処で食事をしていた。

盆に選んだメニューをのせ、辺りを見回す。

白石、緋山、藤川も丁度昼食を摂っている様子だ。

耕作はさりげなく彼女たちに近い席へと腰を落とす。


「あいつもさ、妊娠してるみたいなんだ」

「あいつ?」

「…って、冴島さん?」


フライドポテトにフォークを刺した時だった。

そんな会話が耳に入ってきたのは。


(…あいつら付き合って、いたのか)


驚くと同時に、やはりそういう事には疎いのだなと耕作は自覚した。


「そういう事はあまり他人に話さないほうがいいんじゃないか?」


ふと気づかない内にそう言葉を放っていた。


「あれ〜藍沢も心配してくれてんの〜?」


ニヤニヤと笑う藤川は耕作に気づくと視線を向ける。

彼もそちらへ顔を向けるが、気持ち悪い顔をしている藤川を見て視線を昼食に戻した。


「藍沢がそんなこと言うなんて、どういう風の吹き回し?気持ち悪いんですけど」


緋山は手を自身の腕へと回し耕作を見つめる。

一方白石はひとり考え込む。


「…藍沢先生の言う通りかも…」


白石の言葉に緋山藤川の2人が反応し、彼女の方へと視線をうつす。


「今、私たちに出来ることはないわ。藤川先生、とりあえず冴島さんとちゃんと話してきて」

「おう!」


緋山は事の大きさにきちんと考えていない彼にため息をついた。

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笹原美桜(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年10月31日 20時) (レス) @page26 id: 9ad5622aaa (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きがとても気になります!お忙しいとは思いますがよろしくお願いします! (2019年8月18日 9時) (レス) id: e53dcff47d (このIDを非表示/違反報告)
鈴木結衣(プロフ) - 続き楽しみです! (2018年9月13日 17時) (レス) id: 27e27da5f6 (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - 読んでみて面白かったです。更新しないんですか? (2018年4月7日 11時) (レス) id: 984f627d8c (このIDを非表示/違反報告)
藍pon(プロフ) - これからどんな展開になるか楽しみです!これからも頑張ってください! (2018年1月1日 1時) (レス) id: 86b2651b30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うるる | 作成日時:2017年9月25日 6時

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