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21話 ページ22

消毒液の臭いが鼻に来て目が覚める

ぐいっと起き上がると誰もいない病室


あの時何があったのだろうと記憶を整理する

最後に見たのは私のイヤリングが光った後

イヤリングを窓のガラスで見ると

特に変わった様子もない


イヤリングに付く赤い石を見て思い出す


貴「棗っ!!」

病室を飛び出して裸足のままどこかも分からない棗の部屋を探した


貴「キャッ!」

角を曲がる時ドンッと人にぶつかりその場に倒れる

すぐさまその人は「ごめん大丈夫?」と手を差し伸べる

誰だろと顔をあげるとそこにはルカがいた


貴「ごめん…ありがとう」


立ち上がると私はすぐに棗の居場所を聞く


ル「棗?あー。大丈夫だよ

今は…危力系の集まりに行ってる」


貴「…待って私…いつから眠ってた?」

ふと気になり聞いてみる


ル「…4日かな…」


そう言えばと私は話を変える

貴「どこ行こうとしてたの?」


ル「…君のところ…」

と頬を赤らめながら言うルカが少し可愛く見えた


貴「もしかして毎日来てくれてた?」


ル「うん…」


貴「ありがとう…」


こんな会話をしている自分が少し恥ずかしかった


ル「あ。A…アリス祭…明後日なんだけどさ…

台本…覚えられる?」


貴「あー。アリス役…やるよ。

もしボロが出たらさ…フォローしてよねルカ」


ルカはもちろんっと言って私に台本を渡す


貴「じゃあ私看護師さんが心配してそうだから

戻るね…ありがと」


私はルカに背を向け歩き出す


私の病室の前で看護師さんが騒いでいる


看「一之瀬さんがいません!」

「どこに行ったのかしら!」


私は大事になる前にと急いで看護師さんの元へ行く


貴「すいません!」


その後退院の手続きが済み、

晴れて私は退院だ

病院を出たあとすぐに私は

体質系へと向かい、

当日まで後1日しかないとルカとユーリ先輩と

必死に練習した

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SHEI☆ - とっても楽しく読ませていただきました!更新もっとしてほしいです!(あ.......今は更新停止でしたね、すみませんでした........) (2017年12月26日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:烏龍茶 x他1人 | 作成日時:2017年5月20日 12時

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