11話 ページ12
朝目が覚めると「遅せぇな」と言う幼い声が聞こえる
パッと窓の方を見ると
窓のフチに陽一が座っていた
貴「陽一!?
朝から何してんの!?」
聖「兄ちゃんに頼まれてお前の観察」
兄ちゃん?
私が聞き返すと棗の事だと言う
貴「でも部屋まで来る事ないんじゃん
初等部から来るの…大変でしょ?」
窓際に歩きながら言うと
陽一は降りてきて私の耳に手を当てて
聖「これ…兄ちゃんのストーン?」
貴「うん。
落ち着くの」
「ふーん」と興味無さげな陽一を見ていて朝と言う事を
思い出す
貴「陽一っ!!
私ちょっと着替える!!」
どうせ小3の年下だからいいやと脱ぎ始める
聖「お前っ///」
陽一は気を使ったのか外に目を向けている
その間に着替え終わると
貴「私そろそろ行くねっ
陽一も初等部行きなよ?」
部屋を後にすると陽一も外へ飛び降りたみたいだ
私が教室に着くと同時に後ろから鳴海が来た
鳴「ギリギリセーフだね
Aちゃん♥」
「ゲッ」と言いながら席に着くと鳴海が話し始める
鳴「おはよう皆♥
なんと
明日からアリス祭の準備が始まります♥
各自能力別クラスに行くように♥
Aちゃんは体質系♥
僕の担当だよ♥」
貴「棗は何系なの?」
棗は少しためらって
俯きながら言う
棗「危険能力系……」
貴「…そっか
ルカは?」
ル「俺も体質系」
棗と違うのは心細い…
いや、昨日あったばっかりの人に
思うのはなんなぐらい私は棗を信頼していた
ス「へぇ
私も体質系よ
よろしくね
一之瀬さん」
私と棗達の間に割り込むようにして入ってきたスミレは
「行きましょルカくん♥」とルカを連れていった
貴「ねぇ棗
体質系ってどこ?」
棗「…案内する
てか耳かせ」
棗がちょいちょいと手を動かす
近づくと
耳元で
棗「これ…俺のストーンだろ…//」
棗に気づかれていたか分からないが確かに私の顔は赤くなっていたと思う
んじゃ行くぞっと教室を出る
私の顔はまだ赤い
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SHEI☆ - とっても楽しく読ませていただきました!更新もっとしてほしいです!(あ.......今は更新停止でしたね、すみませんでした........) (2017年12月26日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:烏龍茶 x他1人 | 作成日時:2017年5月20日 12時