いざ勝負……？【六港】 ページ6
─リアンside─
島の大地を全速力で駆け抜けた。
直ぐに行ってはバレてしまうだろう。リロと2人で近くの茂みに隠れ様子を伺った。
この狼の姿になると視力、聴力、体力が大幅に強くなる。それに黒だから、周りの風景に溶け込みやすかったりと何かと利点なのだ。
今回も、とっとと片付けよう……そう思った。
攻撃を受けるのも、たとえ怪我をしたとしても、それで島民が安全ならそれで良いと思ってる。
リロ「あの船長らしき奴とその両隣にいる幹部が能力者らしい。油断は出来ないよ、リアン。どこから狙う？」
リアン『リロ、まずはあの両隣にいる幹部の男を倒してくれ。私は船長を狙う。』
と、それだけ伝える。その時こんな声が聞こえてきた。
幹部1「ラック船長。もうすぐ、やつが来るかと。…………この島の……長老が。」
ッ？！な……ナンダッテ……？？
長老……？この島にいる長老は……彼だけだ。
てことは、まさか彼がここへ来るのか？？
じゃあ……この島に来る海賊や人さらいは、全部長老がっ？？？
だって彼は……島の若い衆だっ……て。
……でも自分で得た情報じゃない。信用できる要素がどこにあった？！
もしあれが罠だったら？もし…私を嫌ってたら？
そんな疑い、いくつでも掛けられる。
リロが幹部の男を狙った直後、後ろでジャキッと音がした。
その声の主を…銃を向けたその主を…出来ることなら夢であって、嘘であって欲しかった。
リアン『ぁ……ぁ…ちょ…う…ろう……？』
長老「あぁ。そうじゃよ。悪かったなぁリアンよ。この島はな、金がないんじゃよ。目立つ店もない。それらを作るためには……こうするしかなかったんじゃ。」
長老は、ただただ淡々と私に現実を突きつけた。
……だが、こうなった以上は敵だ。ならば。
リアン『雷爪(サンダークロウ)』
もうなんの躊躇もしない。ユルサナイ。
そのあと？嵐のように早かったさ。
ことが済み、祠へ戻ろうとしたその時。
ドォーーーーーーン！！！
そのけたたましい音と共に、叫び逃げ惑う島民と、島民達に銃や剣を向ける、大勢の海兵達。
現実は、そう甘くない。
？「嬢ちゃん！！！そこにいちゃあ危ないぜ！今ならまだ間に合う！逃げろ！！！！」
─作者より─
150hitいきました！皆さん、どんだけ良い人達なんですか！！！ありがとうございます！
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Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
