そんなことか。【四十七港】 ページ47
─リアンside─
おいおい……それ言われたくなかったのに。
望んだとはいえ、やっぱり私は、ダメなのに。
私みたいなやつが、生きてるだけでも感謝しなくちゃ。人を殺めてきた自分は、愛なんて知っちゃいけない。
もっと言うなら、
─化け物の私は、やっぱり何も望んじゃいけない─
そうでしょ？違う？
自分でも思うんだ。どんなに強くても、臆病は変わらない。結局は、自分から逃げてるんだ。
すると、目の前のマルコはこちらを向いた。
こいつ馬鹿なのか？そう言うんでしょ？
マ「そんなことかよぃ。なら、決まりだ。俺たち白ひげ海賊団に…家族になれよぃ。俺たちのとこにいれば、愛なんてすぐわかる。俺たちが……いや、俺がお前に
愛を教えてやるよぃ。」
返ってきた答えは、予想とは、全く違っていた。
愛を……教えてくれる？
あんた達が？でも、私は、断ると言った。
マルコが良くても、エドワードがなんて言うか…。
リアン『ホントに言ってる？私を置いていい事なんて何一つない。メリットなんか一つもない。それでも、そんな事……言うの？』
すると、マルコもクザンも目を丸くした。
マ「メリット？家族になるのに、んなもん関係ないよぃ。どうせ化け物だから……とか言うんだろぃ？……なら俺も、十分化け物だよぃ。なんてったって海に嫌われちまってるからねぃ。」
と、涼しい顔で言う。
するとクザンも隣で、
ク「まぁ、あれだ。そのーぅ、もし嫌なら、海軍へ来な。悪いようにはしないよ。これでも結構上の方だから。」
と言った。
二人とも、その目は優しく柄にもなく涙が出そうになった。
化け物の嫌われ者の私で良いのか。
愛を……知っていいの？
もし良いのならば……。
それを知ってみたい。
もし、こんな私を受け入れてくれるのなら、
エドワード………………
あんたの隣に…立たせてくれ。
娘……として。
もう男はやめる。
まぁ下手くそだったから、サラシを巻いていても気がついてただろうがな。(服やサラシ…まぁ楽だし付けとくか。)
そして、大地の阿修羅。
お前を探し出して、いずれは、
記憶を返してもらおう。
やっと、守りたい物も
見つけたような気がする。
それは、ゴッドアイランドの時とは違う。
それ以上に守りたい物。
護るべきもの。
さぁ、新たな人生の、
幕開けと行こうか。
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Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
