母との関係【四十港】 ページ40
─リアンside─
……はァ。ついに言ってしまったよ、私。
これで、逃げらんないなぁ。……ここは出ていきたかったのに。
家族なんて、大っ嫌い。欲しいとも思わない。
裏切ることしかない。何もメリットがない。
…話を戻すが、なぜエドワードは母様のことを知ってるんだろう。
先程と違い驚くくらい冷静な自分は、果たして感情のひとつあるのかな。
とりあえず、聞いてみるか。
リアン『なァ、エドワード。なぜ、母様のことを知ってるんだ？母様は、ずっと島にいた。とても、海賊が似合うような人ではなかった。それなのになぜだ？』
するとエドワードはニヤリと笑い、言った。
白「そうかァ。おめェさんは知らないんだな。……天神の巫女。……これがおめェさんの母シーリーンの、この海の上での異名だったんだ。おめェさんを腹に宿すまで、この船の一員だった。この海で、し知らねェ奴ァいねぇな。」
おいおいおい…。嘘でしょ…。あの母様が、海賊だった？？しかも…この船に乗っていただって？そんなの聞いたことないよ？母様。
リアン『そうでしたか。では、マルコが負けたことですし、私はここを出ていかせてもらいますね。』
と言い、部屋から出ようとした。
その時、
バァ──────ン！！！
扉が勢いよく開く。……今度はなんだよ？
そう思い、無視して出ようとした。
だが、前を見た瞬間、自分の気持ちが、不意に高まったのが分かった。
だってっ！そこに居たのは……！
？「我が主っ！！！よくご無事でっ！！！」
それは……言わずもがな、リロだった。
リアン『バカっっっ！！！今まで……今までどこにいたのよっ！！』
恥ずかしいと思う。でも…涙が止まらなかった。
リロ「あの島を燃やされた後、ずっと、海をさ迷っていたんです。主を探すために。でも体力の限界と治りきってなかった傷が災いして途中で意識を失った。……その時助けてくれたのがここの皆です。」
それを聞いて、確かに嬉しかった。
でも、分かってしまった。……目がイキイキするようになったな…。
ついに、自分の居場所を…安心できる場所を…見つけたのか、リロ。
それなら、そうで私は嬉しい。
ならば、置いていこう。きっと、お前はここにいるべきだ。マルコや、エドワードが居るこの船に。
私は、言った。
リアン『私とお前の旅はここで終わらせよう。お前はここに残れ。ここが…リロの居場所だ。』
そう言って出ようとした。
しかし……。
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Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
