久々の俺登場だぜっ！【二十五港】 ページ25
─リロside─
俺はあの日……助けられた。
白ひげ率いる白ひげ海賊団に。
あれから一ヶ月。
オヤジに息子と呼ばれたあの日から、俺はあの人の力になると決めた。
もちろん、主はただ一人。一ヶ月経ったとはいえ、完全に信用したわけじゃない。
もちろん、俺の中では潜入しているようなイメージだ。
だけどさ、一ヶ月もいるじゃん？
いやぁ、隊長たちと割と仲良くなっちまったんだよなぁ。
？「おーい！リロ！マルコ呼んできてくれよっ！ブレイクタイムしよーぜ！勿論お前もだぞ！」
ドゴ──────ン！
ごめん…サッチ。マルコはいいが、サッチにはお前って言われたくないw
そう思いつつ、俺はマルコの部屋へと向かった。
扉の前に立ち、ｺﾝｺﾝｯと扉をノックする。
マ「誰だよぃ？用があるなら、入ってきてくれぃ。」
部屋の奥から、そんな声が聞こえた。
リロ「じゃあ失礼するぜ？マルコ。」
俺は、そう言いながら扉を開けた。
……人の姿で。
マルコがこちらに視線を向けると、まるで蛇に睨まれたカエルのように、目を見開いていた。
ぁあ。また、あの反応なのか？……俺が片目を閉じていて、目の色が、真っ赤な赤だから。
今までの人間はみなそんな反応をした。だから、自然と人間になることをやめたんだ。
でも今なら自分はいけるかもしれないと思い、久々に人間の姿になった訳だが……。
やはり、ダメだったか。
リロ「ぁあ。すまないな、マルコ。今いつもの姿に…」
と言いかけたんだが、マルコの発言でその続きは遮られた。
マ「いやぁ、お前さんが八咫烏から人間になることをいつも拒んでたからねぃ。……すまないねぃ。少し驚いただけだ。……やっぱりお前さんは、その方が良いと思うよぃ。声の割には若いのかぃ？」
えっ……。怖くないのか…？いやむしろ、この人間の姿の方が良いと言う。……ハハ。マルコ、やっぱりあんたには何をやっても適わないや。
だから、教えてやった。
リロ「本当に言ってるのか？……気持ち悪くないか？怖くないか？……あと、俺はこの実を食った時から不老なんだよ。自分の体力は多少削るが、回復もできる。…ハハ。こんなバケモンに嫌気が差しただろっ？…安心しろ。そう長くここへ留まるつもりは無い。……それと今の言葉本当に受け取っていいなら、ありがとさん。」
だってそう言うのが礼儀だろ？
そのあと、人間の姿でマルコと共に、食堂へと足を運んだ。
皆様へ。【二十六港】→←ピンチという名のチャンス。【二十四港】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
