それからそれから【十七港】 ページ17
─リアンside─
店番をしていると、いつの間にか外は静かになっていた。
あんだけうるさかったのに、静まるの早いな。
なんて考えてた時、先程ので壊れかけてるアンティーク調の扉が静かに開いた。
客かぁ。接待とかムリ。帰ってもらうか。
リアン『店は空いてないよ。なんてったって、この店の店主がいないんだからな。分かったらとっとと帰れ。』
と入口の方には目もくれず、言ってやった。
すると、入ってきたであろう人物が、
？「なーんだ、ミーナいねぇのか。…そうそう！ところでさぁ、俺ァ、あんたに用があってここへ来たんだ。ちょいと、いいかい？
なーに。店主がいない以上、酒を出せなんて言わないさ。」
とこちらに話しかけて来た。というより、話しながらカウンターの方へとやって来た。
私は顔もあげずに無視していたんだが…このバカ強い覇気に耐えるのは流石にキツイ。
リアン『私に何の用だ。それにお前がどこぞの誰なのかわからん以上、その用とやらに応じる筋合いはない。この店に用がないなら帰ってくれ。』
と相手に顔を一切向けず立ち上がり、場所を移動しようとした。
すると、そいつは私に向かってこう言ったんだ。
？「なぁ。さっきのチンピラを一発でお陀仏にしたの…お前だろ？違うか？」
と。
でもさぁ、知らない人に情報売らない方がいいじゃん？てか人と関わりたくないし、信用出来ないし、なんのメリットもない。
と考えた私。だから無言でこうしてやった。
普通の奴の何倍も強い、覇王色の覇気。
相手の方へと少し視線をずらすと、驚いた顔でもするかと思いきや……
ニヤリと笑っていた。
？「ほぅ。こりゃ俺のに値するくらい強い覇気だな。……お前さん。只者じゃねェな。」
と言いつつ、負けじと覇気をぶつけてきた。
でもさ。やりすぎると、この店壊しかねないよねぇ。何事にも限度ってもんがあるじゃん？
リアン『ぁあ。すまないな。ついつい癖で出ちまったよ。でも…これで意識吹っ飛ばない、あんたも只者じゃないな？』
と言いながら視線を顔を、やっと相手へ向けた。
……燃える炎のような赤い髪に麦わら帽子が良く似合う男だった。
─これが、のちのち四皇と呼ばれる男との最初の出会い─
誤解のないように！By作者より【十八港】→←あんた誰？【十六港】
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Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
