愛を教えてよっっっ！

あんた誰？【十六港】 ページ16

─リアンside─
勢いよく扉が開いた。

あーあーあー。……割と気に入ってたんだけどなぁ…そのアンティーク調の扉。

見事にぶち壊してくれたよ。


チンピラ海賊団船長チンピラさんよ。
↑もちろん、知らないからテキトーだよ？




ねぇ。ぶちギレるには充分な理由になるよね？





そんなことを思いながら、私の頭ん中にある何かが、プチンっと切れた気がした。





覚悟……しなさいな。チンピラよォ。


そう思いながら、チンピラの方へと足を進めた。

チ「お。お、おぃ！こいつがどうなってもいいのか？！そ…それ以上近づいたらこ…殺すぞ！？」


って言ってきたから、持ち前の冷たい笑顔に、自分でも驚くくらい低い声で、こう言ってやった。



リアン「はっ、笑っちゃうね。それでも一応、海賊？だろ‪wそんなへっぴり腰で、よく生きられたもんだ。……どーせ、こんな貧しい島ばかり狙って、金やらを巻き上げてたんだろうがな。」


って言うと…ありゃりゃー。図星‪w？


相手は、案の定先程のような勢いはなく、足元は震えてた。……なんて情けない。

じゃあ…その女、返してもらおうか。



リアン「哀れな人間よ。…ここで出会ったが最期。……お命頂戴致しまする。……ウィンドウガン(風の銃)！！！！！」

左手で銃の形に構えて繰り出すこの技。


……一度狙った標的は外さないよ？




あっという間にチンピラの眉間に当たりあっさりご臨終。




リアン『大丈夫だったかい？……ミーナ、私が店番していよう。ここで戦ってしまったからな。この子を家まで送り届けてくれないか？』

と言うと、ミーナはこちらを見たまま、固まっていた。

ミ「…貴方がそんなこと言うなんて…。まァいいわ。わかったわよ。…行きましょ？それと、帰ってきたら渡したいものがあるの。待ってて頂戴。」

なんて言うから、「分かったよ。」と。これしか言えないだろっ！現に店の1部破壊したし。




─作者─
ごめんなさい！！ミーナさんと表記しようと思ったのに、前のお話、店主でした……。今直しました！…？と思った方へ。すみませんm(_ _)m

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