やっと島に上陸しました。……さて何島？【十四港】 ページ14
─リアンside─
あの後、海王類クンはとっておきの岩場を教えてくれ、別れた。何かあったら呼べと。…多分ないだろな。
とりあえず、島に上陸っっ！！！！！
ここら辺は島の裏側なのかとても静かだが、遠くの方で、いい匂いがする。それに……たくさんの…音？
まぁ行ってみるか。
私は指をパチンっと鳴らし、半獣化から人の姿へと戻った。
さぁ行くかと、森を抜け、島の中心部の方へと足を進めた。
─島の中心部にて─
思った通り、人や食べ物で辺りは埋め尽くされていた。
奥のステージでは、ドレスを着た若い女たちがダンスを踊り軽快なリズムにノっていた。その周りには…演奏者だな。笛や太鼓、ギター、角笛、更には、人そのものが音の一部となっていた。
ワイワイと歓声が上がり、ある者は口笛を鳴らし、ある者は踊り子たちを見ながら酒に酔いしれていた。
よくもまぁ、楽しめるもんだ。てか、煩くないのか？デカい音ばかりなってるのに。
私はあまり人と接触しないようにしながら、バーと思われる店までやって来た。
先程のステージのあった場所からは少し距離の離れた静かな所だ。
なーんだ。島全体で盛り上がってるのかと思えば、あそこだけか。……まぁこれくらいの方が過ごしやすい。うるさい所は嫌いなもんでね。
バーの扉に手を掛けた。随分とアンティークなバーだな。
カランっコロンっ。
扉を開けると、そんな音がした。奥からは優しそうな女性が「いらっしゃい。カウンター空いてるわよ。」
と言った。
黙ってカウンター席まで来ると、店主と思われるその女性がこちらに笑顔を向けながら、
店主「何にします？コーヒー？カクテル？それとも……」
と色々言ってこようとした。
私は慌てて、
リアン『あぁ…とりあえずスコッチを。』
と言った。私のお気に入りは、スコッチ、ライ、バーボン、キュラソーなんだ。コーヒーは……好きだが、もう何年も口にしていない。
酒か。本当に好きなのは日本酒ってやつだ。
まぁ高い上に希少価値があるから滅多に手に入らない。
店主「お客さん。……男性？」
ふいに、こちらに話しかけて来た店主。
まぁ、普通そう見えるんだろうな。
今の服装？
上は丈の短い青のTシャツ。下は黒のジーンズ。足元は、黒のハイカットスニーカーというなんとも女とは思えない格好。
そりゃ男に見えるわな。
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Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
