【うらたぬき】推しに恋する予定なんてなかったんです【あほの坂田。】

Cafe３ ページ3

『おはよーございまーす』

「おはよーA！」

朝にカフェへと出勤した後、周りをぐるっと見渡して昨日のあの写真の席を探してみる

どこの席も似てるけどどの席かは直ぐにわかった


『店長〜昨日のお昼くらいに3番テーブルに座った人の特徴って覚えてます？』

「3番テーブル？あー覚えてるよ、頭の色が派手だったからねぇ」

『も、もしかして赤髪に赤目の人とと茶髪に緑目の人ですか？！』

「そうそう、オシャレだったし声もかっこよかったしね 知り合いかなにかなの？」

『あ、ま、まぁ…』


やっぱりうらさかが来ていたのはこのお店だったようだ


ｶﾗﾝｯ


「こんにちはー！！」

「ちょ、おい待て坂田お前まだCLOSEの看板だっただろ？！？！」

「え、うそやん！見とらんかった…」


まだ開店前なのに看板を見てなかったお客さんが入ってきてしまったようだ

…って、あれ？いま坂田って言った…？
いや、きっと同じ名前なだけだよね、うん
けど声とか似てるし…


「大丈夫ですよ〜もうすぐ開店させるとこでしたし Aちゃん接客してー！」

『あ、は…ぃぃいいいいぃぃい？！？！？！』

「え？どうしたのAちゃん」

『ｱｯいえちょっとハエがいてびっくりしただけです！！はい！！えっとこちらの席へどうぞ！！』

「は〜い よかったなーうらさん！」

「よくねぇよ…たまたまもう開店させるとこだっただけで本来なら追い出されるんだぞ？」

「まぁええやん！結果オーライってことで！」


どうやら勘違いではなかったようだ…

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